(c) 神田たけ志/柳史一郎・竹書房・
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セルビデオ版【前篇・後篇】
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●INTRODUCTION
“新宿(ジュク)の雀鬼”の異名を馳せた元裏プロ・桜井章一の現役時代を初めて映像化した記念すべき第1作。20年間無敗伝説はここから始まった!
大学生の桜井章一(清水健太郎)は、日頃学友からの麻雀の誘いを断り続けていた。父親が博打で身を持ち崩したため、章一は家族を破滅させた麻雀を心底憎んでいたのだ。ある日、雀荘に足を踏み入れた章一は、友人(伊藤洋三郎)の麻雀を後ろで観戦しているうちに、憎き麻雀に復讐する決意を固める。そのためには「絶対に負けない麻雀」を打つしかない!
誰から教わるわけでもなく、天才的頭脳プレーを駆使した麻雀テクニックを一人で開発した章一は、雀荘の客を食い物にするゴロツキ雀師たちを打ち負かし、新宿で衝撃的なデビュー戦を飾った。しかし、その勝利は裏麻雀プロとの20年間にわたる死闘の幕開けだったのである…。
一晩で億単位の金額が動き、負ければ命がない裏麻雀の勝負――それは、“元禄積み”等の積み技は当たり前、“ブッコ抜き”“つばめ返し”などの超絶テクニックが競われる、壮絶な死闘の世界であった。数々の裏技をもマスターした章一はたちまち腕を上げ、裏の世界でも勝ち続けた。想像を絶する裏技テクニックの持ち主が、次から次へと章一に挑戦し、破れていった。
“新宿の雀鬼”としての異名は日本中の麻雀師に知れ渡り、“桜井章一”と名乗るニセ者(山西道広)まで現れるほどだった。やがて、新宿の章一に対抗する大物プロ雀師・銀座の帝王(原田大二郎)が、章一に挑戦状を叩きつけてきた! 果たして勝負の行方は?
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