(c) 桜井章一/柳史一郎/神田たけ志/ 竹書房
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●INTRODUCTION
“新宿の雀鬼”と呼ばれる桜井章一(加納竜)は、博打で全ての財産を失った西(名高達男)の人柄に魅かれ、東海道への旅打ちに出た。息子(尾美としのり)の入学金を工面したいと漏らす西に、なんとか勝つ麻雀を打たせたいという章一の思いが
生んだ二人旅であった。
箱根にやってきた二人は西が懇意にしている旅館の女将・みゆき(三好美智子)の宿に逗留するが、
西がヤクザ・柴木(山西道広)の罠にはめられ、旅館の権利証
を麻雀の負けの担保として奪われてしまう…!
「取り返したいんだよ!」西の叫びに揺り動かされた章一は、土地そのものを賭けた闘いの場へと向かった。勝負は半荘一回。
卓を囲むのは、章一・西のコンビ対組織プロ。四人の男達の狂奏する意思によって、場は沸騰するほどの熱気に包まれた。勝つためにあらゆる裏技を駆使する芝木たちが優勢のまま勝負が
オーラスを迎えた時、遂に章一の破壊力比類無き麻雀が炸裂する。果たして勝負の行方は………!?
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