(c) 桜井章一・柳史一郎・神田たけ志/
竹書房
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●INTRODUCTION
「おまえは、ヒットマンだな…しかも一流の…」莫大な借金に追いつめられた友人を助けるため、裏の麻雀勝負に挑んだ雀鬼。そこに待ち受けていたのは研ぎ澄まされた麻雀を打つ男だった…。しかし桜井のプロとしての勘は、男が代打ちではなく、闇に生きる一流の暗殺者であることを告げていた!
殺し屋役に『修羅の雀士・ナルミ』シリーズの又野誠治を迎え、裏金融の社長に成瀬正孝、下元史朗、軍司眞人ら実力派を揃えた、清水健太郎主演の人気シリーズ最新作!
1970年代、桜井章一(清水健太郎)は雀荘で知り合った運送屋の社長・三谷(下元史朗)に連れられてマンション麻雀の場を訪れた。そこで、金融会社“日宗金融”の社長・宗方(成瀬正孝)と出会う。挨拶を交わす二人は、お互いの身にまとう空気から、裏の世界の匂いをかぎとる。
数ヶ月後、桜井は道端で座り込んでいる三谷を見つけた。その様子から借金取りに追いつめられているのを感じ、桜井は宗方に話をつけにいった。勝った方の条件を飲むということで、三谷の借金と、桜井が宗方の代打ちになる条件を賭けて、決着をつけることになった。しかし桜井はその勝負の場に、宗方と関係のない、もう一人の裏の世界の匂いを身にまとう男がいることに気づく。そのただならぬ雰囲気に、いつしか桜井はその男(又野誠治)との勝負に集中していった…。
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