(c) 桜井章一・柳史一郎・神田たけ志/
竹書房
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●INTRODUCTION
思い出の螺鈿牌が繋ぐ男達の絆! 牌に込められた心の悲鳴に雀鬼はどう答えるのか? 巨額の資金を賭けた大勝負の場で、狂気に身を委ねた男の非情な闘牌が雀鬼を追い詰める…牌を賭けたギリギリの勝負が始まった! 闘牌相手に西川弘志を迎え、山崎邦正や雨上がり決死隊の蛍原徹、中村錦十喜ら多彩なゲストで贈る清水健太郎主演の人気シリーズ第19弾!
1970年代、桜井章一(清水健太郎)は、川端組の代打ちとして全国16の組織の資金を賭けた大勝負の場にいた。勝ち残った組織が総取りするという長い闘いの場に入った桜井は、雀荘ジェントルメンで山下(西川弘志)という青年と出会う。人懐っこい山下はマスターの村本(高橋一興)や松岡(中倉健太郎)と親しくなり、遊びに行くようになっていた。 ある日、山下と飲みに行った桜井たちは、彼の故郷の海に誘われ、その生い立ちを知る。それは父親が麻雀牌の蒐集にあけくれ、作った借金の為に監禁生活を余儀なくされた悲惨な子供時代だった。そして、その影響で感情の一部をなくしてしまった山下は、自分が桜井の最後の対戦相手であることを告げ去っていった…。 対戦の日、山下をその狂気から救うため、松岡とともに卓につく桜井。男たちの闘いが、遂に始まった!
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